今回の外装リフォームでは、リビングへ雨漏りがあり、原因として考えられる箇所も複数ございましたので、全体的に防水を第一優先とするリフォームを行いました。

屋根はスレート瓦と瓦棒、外壁は窯業系サイディングで仕上げられた建物です。

施工内容は下記でご紹介しておりますが、施工金額の中に全体の雨樋交換と１１箇所の雨戸戸袋交換を含んでおります。

【 施工前 】　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工後 】

　→　

 

●足場仮設

洗浄時に発生する水や塗料が飛散しないようにメッシュシートを張ります。

工事中は建物全体が覆われてしまうので、施主様へ工程をご説明する際にご都合をお聞きし、部分的にメッシュシートを外すなど、ストレスやご負担を軽減できるように努めております。

風の強い日や台風時にはメッシュシートをたたんで、風の影響を受けないようにしております。

　　

ス通常時の足場の様子　　　　　　　　　　　　風の強い日の足場の様子

 

●高圧洗浄

【 施工中の様子 】

 

● 目地の打ち替え

外壁や開口部まわりの目地はすべて打ち替え、雨水が吹き込む可能性のある軒の付け根部分には新規にシーリングを打ちました。

新築時やサイディングの張替を行うリフォームと違い、シーリングの工程は基本的に塗装の前に行っております。

【 施工前 】　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工中の様子 】

　→　　→　　→

スペース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．既存シーリング材の撤去　　　　　　　　２．プライマー（接着剤）の塗布

スペース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工後 】

　→　　→　

ス３．シーリング材の充填　　　　　　　　　　　４．ヘラ押え　　　　　　　　　　　　　　　５．養生を剥がして乾燥期間を設けて完了

新たにシーリングを打った箇所は　↓　で表示しております。

【 施工前 】　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工後 】

　→　

 

 

● 屋根

今回のリフォームでは、部位によって別の方法で施工しております。

 

Ａ．スレート瓦

スレート瓦の上にルーフィング（防水材）を敷き、LIXIL の "Ｔ・ルーフ" を重ね葺きいたしました。

作業は軒先から順に、棟まで仕上げます。

重ね葺きの場合、費用を抑えられるだけでなく、断熱の効果が上がる利点もございます。

【 施工前 】　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工中の様子 】

　→　　→　　→

【 施工後 】

ガルバニウム鋼板に石が吹き付けられている Ｔ・ルーフは、石の性質を活かしているので耐久性が高く、見た目にも美しい瓦です。

また、軽量であることも利点の一つです。

 

Ｂ．瓦棒

瓦棒の部分は、軒先に腐食部分がございましたので、補修を行ってから塗装を行いました。

弊社で塗装を行う場合には、塗る回数ではなく、塗料製品規定の塗布量に従って施工しております。

【 施工前 】　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工中の様子 】　　　　　　　　　　　　　【 施工後 】

　→　　→　　→

スペース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．下塗り　　　　　　　　　　　　　　　　　２．中塗り

スペース　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工後 】

　→　

ス３．上塗り

 

● 外壁

クラック（ヒビ割れ）が発生している箇所は補修し、塗装を行いました。

【 施工前 】　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工中の様子 】

　→　　→　　→

スペース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．下塗り　　　　　　　　　　　　　　　　　２．中塗り

スペース　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 施工後 】

　→　

ス３．上塗り

雨戸や水切りも塗装しております。

【 施工中の様子 】

　　

雨戸塗装　　　　　　　　　　　　　　　　　水切り塗装