暮らしやすい間取り変更リフォームの考え方|千葉の間取りリフォーム実例
昔ながらの間取り設計のお住まいは、現代のライフスタイルとのズレから暮らしにくさや効率の悪さを感じることもありますよね。
そんなときは、間取り変更リフォームでお住まいのアップデートを考えてみましょう。大掛かりに感じるかもしれませんが、ちょっとした工夫でグッと暮らしやすい間取りに生まれ変わるケースもあります。
今回は、間取り変更リフォームで暮らしやすい住まいをつくるための基本的な考え方を解説します。
Contents
間取り変更リフォームが効果的なケース
まずはどんな時に間取り変更リフォームが効果的なのか、3つの代表的なケースをご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせて考えてみてください。
・間取り設計が古い
昭和~平成に設計されたお住まいは現代のライフスタイルにマッチしないことも多く、間取り変更による効果が大きいです。
例えば最近主流の対面キッチンレイアウトは、共働きが増え家事と育児の両立が重要になったことで生まれました。専業主婦の方が多かった昔は、集中しやすい独立キッチンの方がライフスタイルにマッチしていたというわけですね。
このように昔と今では暮らしやすい間取りも変わっていますので、築年数が経って暮らしにくさを感じている方は、間取り変更リフォームを検討してみましょう。
・家族の人数が変わった
お子さんの誕生や親世代との同居による2世帯化など、家族の人数が変わるタイミングも間取り変更リフォームが活躍するシーンです。
足りない部屋数を補ったり、狭いリビングを広げて快適にしたり、家族のカタチに合わせて暮らしやすい間取りをつくることができます。
就職や進学でお子さんが巣立つなど、家族の人数が減るケースでも間取り変更は効果的。減築でムダをなくしたり、書斎・家事室をつくったり、理想の間取りを考えてみましょう。
・住宅ローン残債がある
新築時の住宅ローン残債があって予算的に建て替えが難しいケースにも、間取り変更はおすすめです。
今のローン残債を組み込んで借り換えができたとしても、月々の返済額が増えるのはなかなか厳しいですよね。間取り変更なら建て替えより費用を抑えて住まいをアップデートできるため、予算条件をクリアしやすいです。
・再建築不可
少し特殊なケースですが、土地の制限によって建て直しができない「再建築不可」のお住まいにも間取り変更は効果的です。
骨組みを残して内外装を作り替えるスケルトンリフォームなら、間取りや設備を新築同様に仕上げることも可能です。しっかり補強や補修してあげれば耐久性も問題ありません。
暮らしやすい間取り変更リフォームの考え方
・今の間取りの不満を書き出す
新しい間取りを考える前に、まずは今のお住まいに対する不満を一つずつ書き出してみましょう。「キッチンが暗い」「収納が足りない」などの不満や要望が、新しい間取りづくりのヒントになります。家族で話し合いの時間を設け、全員で意見を紙に書きだしてみてください。
この段階では予算や技術面などの心配をせず、とにかく数を出すことが大切です。意識して生活してみると改善ポイントが見つかることもありますので、とにかくリストアップしてみましょう。
・スムーズな動線を確保する
間取り変更で暮らしやすさをアップさせるには、短く効率的な移動経路をつくることも大切です。
例えばキッチンから洗面所への動線が遠回りで不便なら、ショートカットを付けてあげると大きく効率アップします。忙しい朝の時間に、お湯を沸かしながら洗濯機を回すといったテキパキ家事をこなすことができます。
パズルのような感覚で効率の良い動線を見つけ出し、家事や普段の生活をスムーズに送れる間取りを考えてみましょう。
・専門性の高いリフォーム会社に依頼する
単純なキッチンやお風呂の入れ替えと違い、間取り変更リフォームは構造の知識やプラン力が求められる高度な工事です。リフォーム業は資格や営業許可が必須ではなくレベルの差が大きいため、なるべく専門性が高い会社を選ぶようにしましょう。
特に見積もり前の現場調査に来てくれる担当者の知識・技術レベルは重要なため、しっかり見極めてください。
- 聞いたことにすぐ答えてくれるか?
- プロ目線でアドバイスがあるか?
- 説明が分かりやすいか?
- 建築士やコーディネーター資格があるか?
- 話をしやすく打ち解けられるか?
現場調査の際はいろいろヒアリングや打ち合わせも行いますが、気になることや質問に対して「持ち帰って調べてきます」という担当者ではちょっと心もとないですよね。専門知識があれば、素早くわかりやすい説明で応えてくれるはずです。
資格があれば大丈夫、と言うわけではありませんが、一定の知識・技術レベルが保証されるのではやり安心度は高いです。名刺をもらったら、どんな資格を持っているかチェックしてみましょう。
間取り変更リフォームは、プラン作りから工事まで比較的長いお付き合いになるため、担当者との相性も重要なポイント。なんでも話せる間柄だとコミュニケーションがうまくいくため、暮らしやすい間取りをつくりやすくなります。
間取り変更の費用相場は?
一口に間取り変更と言っても、ちょっとした壁やドア位置の変更からフルリノベーションまで規模はさまざま。お住まい一軒ごとに仕様が違うオーダーメイドの工事ですから、一概に費用の相場を決めるのは難しいです。
同じようなレイアウトでも、水回りの移動や増築の有無によって費用は大きく変わります。似たような事例を見つけて予算を予想しても、いざ見積もりを取ってみたら全然違うということも多いです。設計者の考え方によっても費用は変わってきますので、できれば複数の見積もりを取ってくらべてみるのがおすすめです。
間取り変更に関するよくあるギモン
・間取り変更で地震に弱くなる心配はありませんか?
最近主流の広いLDKなど大空間をつくる場合も、建物の構造をしっかり理解しているプランナーの設計なら問題ありません。全体を支える通し柱や地震の揺れを抑える筋交いなど、耐震強度上重要な部分を活かしてデザインすることも可能です。
ただし増築を伴わない間取り変更は資格と工事の申請が不要なため、施工店やプランナーの実力をしっかり見極めてください。資格があれば良いわけではありませんが、建築士など専門性のある資格保有者の設計が望ましいです。
・住みながら工事できますか?
間取り変更を伴うリフォームの場合、仮住まいが必要になるかどうかはケースバイケースです。
壁の一部を移動したりドアを新設したりする程度なら、住みながら工事できるケースが多いです。LDK全体の間取りを大幅に変更し、工期が一か月前後かかる工事の場合は仮住まいした方がスムーズでしょう。
工事の規模に合わせ、予算やコスト面も踏まえながら相談してみてください。
・2×4の家でも間取り変更できますか?
ツーバイフォー工法で建てた住まいは間取り変更が難しいイメージがありますが、絶対にできないということはありません。
日本で主流の木造軸組工法とくらべるとハードルが高いのは確かですが、補強や工夫をすることで壁やドアの位置を変えられるケースもあります。
・間取り変更しないと住みやすい家になりませんか?
昔ながらの間取りのお住まいでも、間取り変更をせずにアイデアや工夫で暮らしやすく仕上げることは可能です。間取り変更はあくまで手段ですから、そこにこだわり過ぎず予算と効果のバランスが取れた選択肢を見つけましょう。
例えば壁やドアの位置はそのままで、キッチンの位置を少し変えるだけでグッと暮らしやすくなるケースもあります。これも一つの間取り変更と言えますが、いろいろなパターンを考えてみましょう。
間取り変更リフォームの実例
間取り変更で現代的に生まれ変わった住まいをご紹介します。
昔ながらの独立キッチンは、リビングダイニングと切り離された間取りでした。
壁を撤去し、現代的な一つなぎのLDKに作り替えていきます。
リビングダイニングが見渡せる、開放的なペニンシュラキッチンに生まれ変わりました。構造上撤去できない柱も、デザインの一部としてスマートに活用しています。
まとめ:間取り変更リフォームは確かな技術のリフォーム店で
ライフスタイルの変化に合わせた暮らしやすい間取り変更リフォームは、必ず専門性の高い施工店に依頼してください。大切なマイホームの耐久性を落とさず、暮らしやすい間取りをつくるには、会社やプランナーの専門性が重要となります。相見積もりなども活用しながら、信頼できるリフォーム会社を探しましょう。
千葉・茨城・埼玉・東京でリフォームをご検討の際は、一級建築士リフォーム店「カラーズ」にもぜひご相談ください。専門知識を持つ建築士がお客様のご要望やお悩みを伺い、建物とライフスタイルに合わせたプランをご提案します。
本社のある千葉県松戸市を中心に1時間前後のエリアに限定し、工事中や完成後のフォロー体制にも力を入れています。
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