失敗しない全面リフォームプランの考え方|千葉の一級建築士リフォーム店
最近は築年数が経ったご自宅や実家の全面リフォームを検討する方が増えてきましたが、暮らしやすい間取りをつくるためには工夫やコツが必要です。建て替えよりリーズナブルな全面リフォームとはいえ、大きな金額がかかることですから失敗は避けなければいけません。
今回は全面リフォームで失敗しないための基本的な考え方、費用相場やできることについて一級建築士リフォーム店カラーズが詳しく解説します。
全面リフォームでよくある質問もまとめましたので、参考にしてみてください。
Contents
全面リフォームは新築より難しい?
リーズナブルに新築同様のデザイン・間取りをつくれる全面リフォームですが、ネット上の口コミでは失敗談も少なくありません。
今ある間取りや設備を作り直すリフォームは、ゼロから作りなおす新築より注意すべきポイントも多いです。ただ内装や設備を新しくするだけでは、これからのライフスタイルにマッチする暮らしやすい家に仕上げるのは難しいでしょう。
ただしちょっとした取り組み方のコツを覚えて取り組めば、費用を抑えて新築同様の暮らしやすさを手に入れることができます。今回ご紹介する考え方を実践していただき、オトクに暮らしやすい我が家を手に入れましょう。
失敗しない全面リフォームプランの考え方
・何のためにリフォームするのか
リフォームを思い立ったきっかけや目的は必ずあると思いますが、「何のためにリフォームするのか」はしっかり掘り下げて家族みんなで共有しておきましょう。目的があやふやなまま全面リフォームしてしまうと、完成後に「こうすればよかった」と不満や後悔が発生する原因になります。
目的は一つとは限りません。「冬場寒い」「キッチンが使いにくい」「雨漏れが心配」など、今の住まいに対する不満や要望を一つずつ書き出してみましょう。これらをプランに盛り込んでいけば、満足度の高い全面リフォームができるはず。家族でしっかり話し合う時間を設け、小さなことでも良いので目的や不満をリストアップしてみてください。
・何年暮らすのか
少なくない費用をかけて全面リフォームするのですから、その後何年暮らすのかというライフプランもしっかり考えなければいけません。
1000万円かけて全面リフォームしたお住まいも、10年で建て替えてしまったらもったいないですよね?ほどほどの費用に抑えて老後はマンションに引っ越すなど、ライフプランに合わせたリフォームプランを考えることが大切です。
逆に今後数十年暮らすつもりなのに、コストカットのため断熱性や暮らしやすさを犠牲にしてしまうと、大きな不満につながります。
お子さんの成長やご自身の将来を見据え、暮らす年数と掛ける費用のバランスを考えましょう。
・目に見えない部分も補強する
「見た目は新築同様になったけど冬になると寒い」というのは、全面リフォームでよくある失敗談のひとつ。このような失敗を避けるため、目に見えない性能や構造部分もしっかり補強しましょう。断熱性は目に見えない部分ですから、意識してしっかり対策しないと大きな後悔につながる可能性が高いです。
床下のシロアリ消毒、耐震補強、断熱リフォームなど、目に見えない部分はたくさんあります。せっかくお金をかけるのですから、こうした部分もしっかり補強して長く安心して暮らせる我が家に仕上げましょう。
全面リフォームの費用相場とできること
一口に全面リフォームと言っても、築年数やどこまで新しくするのかによっても費用はかなり変わってきます。全面リフォームでよくある3つの価格帯に分け、それぞれできることを見てみましょう。
・500万円前後
築20~30年前後で間取りに大きな不満がないなら、内装と水回り設備を一新するだけでも新築同様の住み心地を得られるでしょう。雨漏れやシロアリ被害などのトラブルが無ければ、耐震補強も必要ないケースが多いです。水回り4点を交換しておけば水漏れリスク対策にもなります。
- 内装張り替え
- フローリング張り替え
- キッチン交換
- ユニットバス交換
- トイレ交換
- 洗面台交換
- 給湯器交換
- 外壁・屋根塗装
・1000万円前後
築30~40年前後のお住まいの場合、今後も長く暮らすことを考えるなら1,000万円前後がリフォーム費用の目安となります。上の内装や水回りの一新に加え、現代的な間取りへの変更や室内外のドア・窓交換、断熱工事などのアップデートも必要になってくるでしょう。
大きな金額ではありますが建て替えとくらべればリーズナブルですし、しっかり手を加えればまた30~40年暮らすことも難しくありません。長期スパンで考えると、十分費用対効果は高いです。
- 室内ドア・収納扉交換
- 間取り変更
- 断熱工事
- 玄関ドア・窓交換
※500万円台の内容にプラス
・1500万円前後
築40年以上の住まいを新築同様の性能・住み心地に仕上げるには、柱や土台以外を作り替えるスケルトンリフォームが必要になることが多いです。耐震補強や給排水管の入れ替えなども行えば、見た目・性能ともに新築レベルまで引き上げることができます。スケルトンリフォームは建て直しと判定されないため、再建築不可の場合にも対応できるのがメリット。
全面リフォーム工事でよくあるギモン
・住みながらのリフォームはできますか?
結論からお伝えすると、住みながら全面リフォーム・リノベーションすることは可能です。
住みながらリフォーム | 仮住まいしてリフォーム | |
メリット |
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デメリット |
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仮住まいで空き家状態のリフォームと住みながらのリフォームには、上のようにメリット・デメリットが両面あります。どちらが良いと断言することはできず、通勤通学やライフスタイルに合わせてメリットが大きい方を選ぶのが良いでしょう。スケルトンリフォームのような大規模工事の場合は仮住まいが無難ですが、全面内装リフォームなどは住みながら工事を進めることも可能です。
施工店によっては仮住まいを必須としているケースもありますが、カラーズではどちらにも対応しています。お気軽にご相談ください。
・全面リフォームとリノベーションの違いは?
リフォームとリノベーションに明確な規定や違いは無く、基本的には同じものと考えてOKです。雑誌やインターネット上では、次のようなニュアンスで使われることが多いです。
- リフォーム:古くなった設備や内装を新しくすること。
- リノベーション:昔の間取りや設備を今のライフスタイルに合わせてつくり替えること。
このような違いはあるものの、リノベーションという言葉が登場したのは最近のこと。以前は両方ひっくるめてリフォームと呼ばれていました。言葉の使い分けは特に気にせず、間取りプランや内容に専念しましょう。
・使わない部屋はそのままでもOK?
お住まいの状況に合わせて柔軟な対応ができるのがリフォームのメリットです。使っていないお部屋やまだ使える設備などは、そのまま活かすことが可能です。
お気に入りの大黒柱を活かしたデザインなど、新しいモノと思い出を混ぜ合わせたリフォームプランも作れます。どんなお住まい、リフォームもお気軽にご相談ください。
・ローンは使えますか?
リフォームの場合も、新築の住宅ローンと同じようにリフォーム専用ローンを活用することができます。頭金や月々の返済額なども細かく調整できますので、資金計画についても気兼ねなくご相談してください。
全面リフォームは一級建築士のリフォーム店「カラーズ」
全面リフォームは建て直しより費用を抑えて、新築同様の性能や住み心地を得られるのが大きな魅力です。ただし失敗につながるポイントも少なくありませんので、必ず建築知識と工事力のある施工店を選びましょう。
私たちカラーズは、一級建築士による建物調査をもとに、お客様のライフスタイルに合わせたリフォームプランをご提案しています。築年数や建物の状況、ご家族の人数や生活環境など、どんなお住まいのリフォームもお任せください。
千葉県松戸市を中心に、いつでも駆け付けられる1時間前後のエリアにおうかがいしています。お近くでリフォームをご検討の際はお気軽にご相談ください。
<リフォーム・増改築・リノベーション・エクステリア>
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